How to Learn
理学療法士が
インソールを学ぶには
「インソールの資格を取りたい」と考える理学療法士は多いです。
結論から書くと、資格より「評価して、作って、確かめられるか」が問われます。
インソールに
「資格」はあるのか
インソールを作るための国家資格はありません。修了証や認定を出している団体はありますが、どれも民間のものです。僕の講習でも、修了した方にはディプロマ(修了証)を発行しています。
保険を使う治療用の足底装具は、医師の処方のもとで義肢装具士が製作するのが一般的です。理学療法士がインソールを作るのは、主に自費の場面です。
患者さんが見るのは資格ではなく、歩きやすくなったか・痛む場面が変わったかです。




学び方の4つの選択肢
書籍・動画で独学する
良い点費用が少なく、自分のペースで進められる
難しい点自分の作り方が合っているかを、確かめてくれる人がいない
団体のセミナー・講習会に出る
良い点体系だった内容を、実物を見ながら学べる
難しい点人数が多いと、質問や自分で作る時間が限られることがある
オンラインのセミナーで学ぶ
良い点自宅から参加でき、考え方や評価の基礎を広く知れる
難しい点削る・合わせるといった手の感覚は、画面越しでは身につきにくい
個別指導(マンツーマン)で学ぶ
良い点自分の手で作り、その場で直してもらえる
難しい点1回あたりの費用は高くなりやすい
どれか1つが正解というより、組み合わせる人が多いです。僕自身も、書籍と団体のセミナー(入谷式足底板の基礎・中級)から入り、臨床で作りながら自分の形にしてきました。
資格より大事な4つ
歩行を評価できる
立った足の形だけでなく、歩いているときにどこがどう動いているかを見られること。
自分の手で作れる
評価から立てた仮説を、自分の手でインソールの形にできること。
前後を確かめられる
入れる前と後で歩き方が変わったかを確かめ、合わなければ戻せること。
臨床で続けられる
職場で処方できる形にすること。使う場面がない技術は、持っていないのと同じです。
あわせて読む

書いた人:神谷尚紀(理学療法士)。整形外科クリニックで約10年インソールを処方。3施設でインソールを導入し、歩行分析アプリ SOLEAXIS を開発。
