Income
理学療法士が
勤めたまま年収を
増やす方法
スキルが上がっても、給料は変わらない。
そう感じている理学療法士に向けて書きます。結論から言うと、年収を増やす手段は3つではなく、4つあります。
なぜ、勉強しても
給料は変わらないのか
僕は30歳のとき、年収が400万円もありませんでした。学会発表はほぼ毎年、後輩指導も新人指導もして、クリニックにも貢献していたつもりです。それでも、スキルがどれだけ上がっても収入は全く変わりませんでした。
理由は単純で、保険のリハビリは、誰がやっても1単位の点数が同じだからです。うまい人が担当しても、クリニックの売上は変わりません。つまり知識と技術だけを学んでも、収入は増えない仕組みになっています。
僕はこれに耐えられず、30歳で一度、理学療法士を辞めました。
多くの人が考える
3つの選択肢
今の職場で働き続ける
良い点収入は安定している
難しい点昇給の幅が小さく、スキルを上げても給料はほとんど変わらない
独立する
良い点収入の上限がなくなる
難しい点集客、経営、場所探しまで全部自分でやる。お金のストレスが常にある
他の業種に転職する
良い点業種によっては収入が上がる
難しい点理学療法士の仕事を手放すことになる
僕は3つ目を選びました。ただ、他の業種で1年半から2年働いて分かったのは、理学療法士ほど「ありがとう」と言われる仕事はなかなかない、ということでした。結局、戻ってきました。
4つ目の手段は、
勤めたままお金に変えること
戻ったときに決めていたのは、働いているクリニックの中に、知識と技術がお金になる仕組みを作ることでした。
僕がやったのは、休診時間にクリニックを借りて、自費でインソールを作ることです。お客さんは、今そのクリニックに来ている患者さんです。だから集客のストレスも、開業資金のリスクもありません。
院内で始める具体的な順番は、理学療法士の副業の始め方に書きました。
なぜ今のうちに
やったほうがいいのか
30を超えて勉強している先輩は、周りに何人いますか。みんな20代は勉強会に通っていたはずです。でも結婚して、子どもができて、「それ受けて、どうなるの?」と聞かれるようになる。スキルがお金に変わらないと、休みの日に勉強を続ける理由がなくなります。
僕は36歳の今も毎日勉強しています。身につけたスキルがお金に変わると分かっているから、続けられます。学び続けるためにも、お金に変える手段が必要です。
何をお金に変えるのか
僕の場合はインソールでした。オーダーメイドで作れる人が珍しく、スポーツ、ピラティス、訪問など、どの分野ともつながるからです。職場に作る文化がなくても、ゼロから導入できます。僕は3つの施設で導入し、うち2つは自費でやりました。
独立したい人も、
まず今の職場で
独立を否定はしません。ただ、自分の知識と技術がお金に変わる経験をしないまま独立すると、苦労すると思います。今の職場でその経験を積んでからでも、遅くありません。
書いているのは筆者の経験です。収入の増加を保証するものではありません。
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書いた人:神谷尚紀(理学療法士)。整形外科クリニックで約10年インソールを処方。3施設でインソールを導入し、歩行分析アプリ SOLEAXIS を開発。
